2021年10月12日火曜日

韓国の犬食文化は禁止されるべきか

event_note10月 12, 2021 editBy Fluffy Knowledge forumNo comments

文在寅大統領が食用禁止について言及


韓国と言えば、K-POPや韓流ドラマなどが国策として世界中に広められ、多くの人々はそういった華やかなイメージで韓国の国をイメージしているかもしれません。

日本は韓国が隣国ということもあり、様々な関係があり、現在は良い国際関係とは言いにくい状況にあります。

今回は、そんな韓国の「食文化」について取り上げてみます。


韓国において、昔から親しまれた「犬を食べる文化」について、任期が残り少なくなりレームダック状態な文在寅大統領が、禁止すべきではないかと発言したことがニュースとなっています。文在寅大統領は、犬の愛好家として知られています。



韓国では犬を食べる文化がある


韓国では、古くから「犬」を食べる文化があります。犬を家畜として飼育し、その劣悪な飼育環境については、各国から非難されることもあるようです。しかし、若者の間では、犬をペットとして飼うことも増え、犬を食用とすることについては、韓国国内でも賛否両論な状態のようです。


愛玩動物として犬と接している愛好家たちからすると、その愛すべき犬を食べるという文化は受け入れ難いようです。逆に、犬を食べることを、その他の家畜である牛や豚と同じと認識している層もいて、彼らは相容れることが難しそうな状況です。


私自身は完全に犬派なので、とてもではないですが受け入れられません。韓国の食文化についての記事を過去にも投稿していますが、記事を書きながら、いつも苦しい思いをすることになっています。以下の記事では、人の食べた残飯を、他の客に提供するという韓国の食文化についてとなっています。


中国やベトナムでも犬を食べる文化がある


韓国が犬を食べる文化があるという事実は、K-POPなどを愛する人たちからすると驚くような事かもしれませんが、犬を食べるという文化は、韓国だけではなく、中国やベトナムなどでも昔からある文化として知られています。

特に中国では、人口も多いことから、韓国などよりももっと大量の犬が食用として毎年屠殺(とさつ)されているのです。


しかし、中国やベトナムといった国とは違い、韓国は先進国であり資本主義・自由経済の国であるからか、世界各国からの韓国の犬食文化についての風当たりは一層強いのが現状でもあります。食べ物に困っている状況ならまだしも、裕福な先進国になってまで犬を飼育して食べる必要があるのかというのが、一般的な指摘のようです。

動物愛護の観点からイギリスなどから反対署名も


韓国と同じく、先輩の先進国であるイギリスからは、何度も韓国の犬食文化は非難された経緯があります。一般の人たちからの反対署名などもありますが、以下の記事では国際関係を担う外務省関係者(アジア・太平洋担当次官)が直接韓国に対して食文化を変えていくべきと非難しています。


このイギリスの外務官の指摘としては、犬は食用の家畜ではなく愛護すべき動物という意見でもあり、日本の感覚に非常に近いものを感じます。


もちろん私個人としては、この意見に賛成しかないのですが、客観的に考えてその意見は本当に正しいのでしょうか

食の文化はそれぞれで、日本が鯨を食べる件も同じか


実は私たち日本人も、世界中から非難されている食文化があります。

それが、「鯨(くじら)」についてです。

日本では、昔から鯨を捕まえて食用にする文化があり、今は少なくなったかもしれませんが、幼いころに学校給食でクジラ肉を食べたという人はまだ多くいることでしょう。近所のスーパーマーケットに牛や豚などと同じように、鯨の肉が陳列されていることも珍しくなかったのです。


しかし、世界を見まわしてみると、鯨を食べる文化がある国は数か国で、その他では「鯨を食べるなんて酷すぎる」という意見が殆どでした。また、鯨自体はその他の家畜と違って、畜産のように数をコントロールするわけではなく、野生のものを捕獲する形となるため、絶滅についても危惧されていました。

そのため、捕鯨についての国際機関として知られるIWCに、日本も参加していましたが、この機関に所属する国の殆どは反捕鯨国であり、当然公平には判断されず、日本はこの機関を既に脱退しています。(2018年)


脱退した後、日本は適切に鯨の調査を行いながら、産業捕鯨を再開しています。そのため、日本ではごく少数ではありますが、鯨の肉が流通している状況なのです。逆に、脱退した後のIWCは運営もさることながら、増え始めたサメの被害に苦しんでいるといった話も聞こえています。

まとめ - 動物愛護も大切だが文化非難は難しい -


私自身は先に述べた通り犬が大好きな一般的な日本人のため、この犬食文化を受け入れるのは非常に難しいのが正直な気持ちです。

しかし、その私たちの常識を、韓国の犬食文化に適用すべきかというと、それについても同じように抵抗があります。それは、過去の歴史などを鑑みて、また現在犬を飼育して生計を立てている方々も実際にいるわけで、それらを含めて「簡単ではない」とも思うからです。

そもそも、私たち人間は、牛や豚などを含め、他の生物を捕食する生物であることを忘れてはいけないと思うのです。牛や豚は良くて、何故犬はダメなのか。鯨はダメなのか。それこそ人間の…いや人間社会のエゴともいえるものではないでしょうか。

人間の築いてきている資本主義・自由経済の社会は、非常に優れていて、多くの科学技術の恩恵を私たちに与えてくれましたが、現在その個人の利益を追求する考え方によって、地球環境が破壊されているとも考えられます。


個人個人の感情だけでなく、私たち人類の行く末を考え、どのようにしていくべきかを包括的に考えていきたいと思うのです。

なので、犬を食べること自体が不快で耐えられないとしても、一方的に「止めるべきだ」と非難することは極力さけていかなければならないと感じたニュースでした。ただ、やはり韓国の食文化は、私には理解もできませんし、非常に不快であることは間違いないようです。


0 comments:

コメントを投稿