2021年9月21日火曜日

北朝鮮は実は被害者なのでは

event_note9月 21, 2021 editBy Fluffy Knowledge forumNo comments

北朝鮮について真剣に考えてみる


朝鮮半島は、第二次世界大戦後に、アメリカ・ソ連の代理戦争の場となってしまい、現在も北朝鮮・韓国に二分されてしまっています。

どうでもいいことですが、北朝鮮・韓国というのは日本語の表現で、世界的な英語では[North Korea]と[South Korea]で、直訳すると北朝鮮・南朝鮮ですね。

韓国は資本主義国で、北朝鮮は社会主義国であって、なんとなく北朝鮮は「世界的に悪いとされている国」という漠然としたイメージがあります。

ですがそれは本当なのでしょうか。

今回はそんな北朝鮮について、改めて真剣に考えてみます。

核開発・ミサイル実験は本当に非難されるべきか


2021年9月も、北朝鮮がミサイル発射実験を行い、日本のEEZ(排他的経済水域)へ弾が落ちたとニュースになっています。


北朝鮮は核開発を行っており、核保有国です。このことで、先進諸国から特に非難されており、経済制裁の対象となっています。日本も同様に経済制裁を行っています。世界的、というよりも世界の先進諸国の共通認識としては、「核兵器を廃絶していこう」という動きで、それに反しているからです。

しかし、それら北朝鮮の核兵器は敵国を攻めるためのものでしょうか?

核兵器廃絶を目指しているのに、何故10000発以上の核兵器がまだ現存しているのでしょうか?それらは何処の国が保持しているのでしょう。

自衛・戦闘抑止力のための手段


彼らは、小さな国土と、貧しい経済の上で、頼れる同盟国もないのです。自分たちの国を守るために、最低限の武装をすることがそんなにまずいことでしょうか。

日本は確かに核兵器は持っていませんが、同盟国のアメリカは核保有国です。

北朝鮮には核兵器を開発したことで経済制裁しているのに、同盟国の核保有は許容するというのは、ダブルスタンダードではないのでしょうか。


先に持っている国は良くて、後から作るのは許さない

なんかこんな話を歴史でみた記憶があります。世界の歴史の中には、最初からやっていた国や人は良くて、後から始めたことを良しとしない、理不尽な話が多く残っています。

銃で武装している人が隣に住んでいたら、念のため銃を持つべきだ、というのは普通の感覚にも思えます。

日本が国際連盟から脱退した時の理不尽さ


日本は、世界恐慌で経済が立ち行かなくなった際、欧米諸国と同じように植民地政策を開始していきました。この政策自体を植民地政策としない理論を唱える人がいることは百も承知です。しかし、私は植民地政策ではあったと認識したうえで、欧米諸国のその後の動きには納得していません。

ですが、欧米諸国は植民地政策をしてもよいけど、日本は後から始めたからダメだとなり、そんな理不尽な話はありません。結局国際連盟とは相容れずに脱退することになりました。

その後も、主にアメリカが中心となって日本への経済制裁を開始していき、石油の輸入が出来なくなったことで、戦争に踏み切ることになりました。



現在の北朝鮮も、先進諸外国が既に持っている武器を開発して、そのことが原因で経済制裁を受けている状況で、とても戦前の日本の状況に近いように思えてなりません。

ただ、先進諸国が行った経済制裁が、いわゆる生かさず殺さずの生殺しに成長している、と言えなくもないのかもしれません。

拉致問題はさすがに正当化できない


しかし、日本と北朝鮮の間には、拉致問題という大きな問題があります。

北朝鮮の工作員が、日本の国民を連れ去り、北朝鮮国内で日本語教師等の強制労働をさせられているとのことです。かつて1987年に大韓航空の航空機が爆破されるというテロが起こり、その犯行を行った北朝鮮の工作員の自供により日本人拉致問題が発覚した経緯があります。

この拉致問題を正当化することは不可能でしょう。


ただ、これまでの経緯だと、北朝鮮は拉致問題を認め、可能な範囲でそれら問題に前向きに対応してくれていました。態度を硬化したのは、前述の核実験に対する日本の経済措置以降です。

核兵器などが百歩譲って先進諸国と対等ということになっても、この拉致問題はそうはなりません。なんらかの解決がされなければ、北朝鮮と日本の平和的な関係を築くことは難しいでしょう。これまでの経緯から察する限り、核兵器についてが何らかの解決を見れば、この拉致問題も解決していきそうには思います。

国交を結んで協力する未来は、そのさらに先にしか存在しないでしょう。

報道されない闇の中


北朝鮮の情報は、本当に手に入りません。

旅行で立ち入ることが可能な平壌の生活は、様々な人がレポートしてくれているおかげで情報には困りませんが、地方の町や村がどのような状態なのか、知る術がありません。

唯一、脱北者と言われる北朝鮮からの脱出に成功した人から、脱出前の北朝鮮の状況について、様々な情報が公開されるようになりましたが、依然として北朝鮮の中央がどのような政策を行い、どこへ行こうとしているのかなども、完全に闇の中です。

北朝鮮の人たちの暮らしについても、概ね貧しいという認識くらいで、彼らの生活について北朝鮮政府がどのような支援を行い、何が足りないのかなども分かりません。


外部からは不憫に思いますが、意外と電機も水道もないような生活でも、かつて我々の祖先がそうだったように、思ったより不幸とは感じていないのかもしれません。それでも一部の北朝鮮国民が国外への逃亡を希望して、死の危険を冒してまで実行を決意しているということは、国としては人々が暮らすには厳しい環境なのだろうと思わずにはいられません。

世界的なスポーツには政治を持ち込まない


一方で、そんな情報がない北朝鮮も、オリンピックなどの世界的なスポーツの大会には選手が参加しています。

彼らの活躍についてはあまり詳しくはありませんが、大きな問題を起こしたという話は私には聞こえてきませんし、軽く調べた感じだとそのような事実はないように見えます。

ですが、同じ朝鮮半島の大韓民国(南朝鮮)の人々は、世界的に強く非難されるような行動をしばしばとっています。

これはその国の教育によって培われた国民性だと感じています。


この韓国についての嫌いなところは、政治の駆け引きを関係のないスポーツなどに持ち込むところが最も大きな点です。もちろんそれ以外にも、反日思想を政治の点数稼ぎやお金稼ぎにしようとしているところも、日本の価値観からしたらとても受け入れられるものではありません。

人様に迷惑をかけるな。

と、心から思うわけです。人を不快にすることが、最も得意な韓国の国民性は、他国から本当に嫌われているようです。ですが、日本人は意外と受け入れていて、韓国が嫌いというのは30%程度しかいないそうです。不思議です。

国内政策についても謎だが「一生懸命」なのでは


北朝鮮では、殆どの情報が隠されていて分かりませんが、その国内政策の基本は「国民を苦しめよう」としているものではないと思うのです。

ただ、一部上級国民ともいえる平壌にすむ人たちが、快適な暮らしとなるように、また外敵を排除するための国防を充実させるため、地方の人々が暮らしにくい世界になっていることは否めません。

また、選挙もあるらしいのですが、現在の政治に「賛成」「反対」を投票するだけで、それらは別の箱に投票するそうです。「反対」に投票した人は、非国民・犯罪者として裁かれる恐れがあり、「賛成」以外に投票することは難しいそうです。


それらについては、金政権の存続を最大の要としているため、仕方のないことかもしれません。独裁が悪いとは思っていませんが、中国のやり方のように、国民に信頼される良い方法が見つかるように、政府が成長することができれば解決していけそうにも思います。

過去のテロ行為は全て韓国絡み


北朝鮮は、過去に3度の大きなテロを実行しています。

  1. 韓国大統領官邸(青瓦台)襲撃未遂事件
  2. ビルマ・ラングーン事件
  3. 大韓航空機爆破事件

最後のテロ行為が1987年で、それ以降は大きなテロは発生していませんが、領内に潜水艇が侵入したり、侵入した潜水艇から武器だけが発見されたりということも起きているようですが、その他含め大きな問題は起きていません。

これらのテロ行為は、韓国の大統領だったり、韓国のオリンピックを妨害しようとするなど、全て韓国関連です。テロについて詳しく解説しているページを参考に貼っておきます。


元々一つの国だった朝鮮半島が二つに割れている現状を憂い、北朝鮮は金日成時代には韓国に攻め込み「朝鮮戦争」を引き起こしています。彼らの中には、朝鮮半島を統一しようとする気持ちがあったことは確かです。

現在もその気持ちが引き続きあるのかは分かりません。今も韓国に対するテロ行為などを企てているのかもしれません。

ただこれまでは、韓国以外をターゲットにしたテロ行為が起きておらず、意外と金政権は確固たる意志があるのではと感じます。

今後の世界における北朝鮮の評価


そんな不思議な国北朝鮮ですが、日本は韓国と同じように、非常に近い国です。

電気も水道もないような国ではありますが、世界からは意外と「投資対象」としても注目されているようです。

発展が十分でない国に投資をすることで、その国が成長した際に大きな利益をあげることができると投資家たちはいつも投資先を吟味しています。その彼らが今北朝鮮に目を付けているそうなのです。


多くの国が国交を樹立できていないため、北朝鮮には先進技術が届きにくく、昔ながらの農業や産業で何とかやり繰りしているわけですから、それらが新しい技術や方法で改善すれば、大きな国の発展が見込めそうです。

そして、北朝鮮の国土についても注目が集まっています

実は豊富な資源


北朝鮮は、日本が統治していた時期があり、国土内に鉄鉱石など有用な資源がある調査結果が残っています。北朝鮮は韓国とは違い、国土に資源が色々と眠っている国なのです。

そのため、日本統治時代は、南側(現在の韓国)では農業を、北川(現在の北朝鮮)では工業を推し進めたのです。


現在注目されているレアアースについても、北朝鮮にあると推測されており、レアアース以外の鉱物資源を含めると、その額は600兆円規模というのが専門家たちの見解です。

日本としては、北朝鮮という近い国で、それだけ資源が多く眠る国とは、できればよい関係を築き、今後も共に発展していける道が開けるのが、お互いにとって良い未来でしょう。拉致問題などの問題を解決し、核兵器に対する国際世論の変革、または核兵器の本当の廃絶が成り、そんな平和で強調した未来が来ることを期待しています。

まとめ


今回は珍しく北朝鮮について取り上げてみました。

北朝鮮ではインターネットが使えないとのことなので、こういった文章についても国民は知ることが出来ないようです。そのことが不幸せだとは思いませんが、色々な学習をする上で不便だろう・情報不足だろうとは思います。

北朝鮮のイメージと言えば、悪い国、世界から嫌われている国、という印象でしたが、まじめに考えてみると、拉致問題と韓国へのテロ行為は正当化することが難しいものの、全体的には「他国に害をなしていない」部類なのではないでしょうか。

竹島を領土と言ったり、解決した徴用工や慰安婦問題を何度も蒸し返して金をむしり取ろうとする韓国の方が、よほど他国に害をなしている国だと感じます。

実害の少ないはずの北朝鮮を、悪く思っている根源は何なのでしょうか。

これが先進諸国での洗脳教育と、常識の押し付けではないと言い切れるでしょうか。

疑問が次の疑問を生み出す毎日です。

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