2021年9月15日水曜日

北極圏でも最高気温38度な現代 | 2021年の地球温暖化状況

地球温暖化で北極圏はもう寒くない


最近は地球温暖化関連についての興味が止まりません。

これまでの生活では、そういう話題があるのは知っていたものの、自分にはあまり関係ない、そんなに世の中変わっていない、という認識で、興味を持っていませんでした。ですが、脱炭素、カーボンニュートラルなどが日々騒がれるようになってきて、現状を調べていくと、驚愕するような事実ばかりが出てくるのです。

今回はそんなニュースを取り上げながら、色々考えていきます。

2020年には北極圏で38度を記録


今回は、イギリスBBCのニュース記事で、日本語に訳されているものを取り上げてみます。


この記事によると、北極圏のシベリアのサハ共和国ベルホヤンスクにて、2020年6月20日に気温が摂氏38度を記録したとあります。

温暖化が地球全体で進んでいく中で、北極圏ではその現象が他の地域よりも顕著で、約倍の速度で進行しているとされています。


この地球温暖化については、特に北半球の方がその傾向が強いことをご存じでしょうか。日本の気象庁の公開データの中にも、世界全体の温度変化を示した図から、北半球の温暖化について言及しています。


人口の87%は北半球


この北半球が特に温暖化していく原因については、様々考えられるようですが、人間の活動が原因とする説が有力です。

でも人間って、「世界中で活動しているけど」と思うかもしれません。

ですが、地球というのは丸いですが、北と南は対照ではありません。


陸地面積についても北半球が広いですが、人口についてはもっと顕著です。なんと世界の人口のうちの87%が北半球なのです。そのため、温暖化の要因となる人間の活動の87%は北から始まり、それが世界的に循環して気温上昇につながっていると考えられるわけです。

地球温暖化とは「予期せぬ異常気象が増える現象」


これは私の持論ではありません。
ですが、私の危惧する事と、完全に合致しています。

(抜粋)
地球温暖化とは「地球全体の平均気温が均等に数度上がる」ことではなく、「平均気温の上昇で従来の気候システムが変化し、予期せぬ異常気象が増える可能性が大きくなる」現象だ


この非常に分かりやすい例えは、以下の記事で見つけました。


上記記事は、温暖化のせいで逆に寒冷化が発生する可能性について述べられています。興味のある方はご覧ください。

そもそも私がこの温暖化問題について真剣に考えるようになったのは、2021年の豪雨災害などで異常気象を体感し、200mほど先にある川が、見たこともない水位となっているのを目の当たりにした際、「アレ、これはヤバい」と背筋が凍る思いをしたからです。


正直、来年の夏には、川が氾濫し、私の住んでいる都市部が大水害にあうのは妄想ではないと思っているくらいです。今年の冬も、大雪とか見たこともない災害が発生しそうで、恐怖しかありません。


北極の氷から溶け出すガス


また、北極の氷には、「永久凍土」と呼ばれる古くから氷の状態で溶けることがないとされていたものが存在します。

この氷の下には、大量の二酸化炭素やメタンというガスが含まれており、科学者たちはそれらが溶けて放出されることを非常に警戒しているそうです。これらのガスは温室効果があり、温暖化がさらに加速化すると予想されています


温室効果ガスである二酸化炭素は、人間の活動でも大量に放出され続けており、そのため脱炭素が急速に進められているわけです。減少させるのではなく、Zeroにする必要があるのです。

未知のウイルスも


そして永久凍土に眠っているのは、何も二酸化炭素やメタンといった温室効果ガスだけではありません。何万年も前から凍っていたのです。その中には、当時存在していた未知のウイルスや細菌なども当然眠っているのです。

これが世の中に放たれることによって、見たこともない病気や感染症が広がる可能性もあるとされています。


今回の新型コロナウイルスの起源については、様々な説があり、中国武漢で報告されたことから、同地域の科学研究所から流出したとする説が有力ですが、北極の氷から出てきたものなのかもしれないのです。そして、このパンデミックすらも、温暖化の序章なのかもしれないのです。

まとめ


北極・南極は、氷で覆われていて寒い場所、と思われていた時期がありました。何ていう恐ろしい時代は、すぐそこまで来ているのです。昔は、氷が溶けだすことで海面上昇が起こりますとか、そういった話題が少し飛び交う程度でしたが、今や異常気象に未知のウイルスと、目の前に問題が来ているのです。

海面上昇が嘘とかいう馬鹿げた考え


時々北極の氷が解けて海面上昇が起こるなんてありえない、とかデマを拡散しているメディアやコンテンツを見かけます。確かに、北極に漂う流氷が解けるだけならそうかもしれません。ですが、騙されてはいけません。

(そういうデマのコンテンツを指摘して吊るし上げたいところですが、何か法に抵触しても怖いので、あえてここでは紹介を控えます。ご容赦ください)

北極や南極にも氷はありますが、「北極圏」とされる大地にも多くの永久凍土とされた氷が大地を覆っている…いや、元々覆っていたのです。ですが、それが溶けて海に流れ出しているのです。


その他にも、アフガニスタンなど内陸部でも、高地に溶けずに雪解け水をもたらしていた氷や雪も、今は完全に溶け切って、水が流れなくなった川などもあります。そこにあった水分は何処へ行ったのか。

海面は上昇します。

2021年8月にNASAが発表した予測では、21世紀末には58cmの上昇と予測値が示されています。


何が真実か見極めるのは、大変困難な事ですが、冷静に考え、できるだけ多くの情報を集め、必要な行動を取れるように最善を尽くしましょう。

温暖化対策にできることを探している人は、食事の改善から取り組みを始めるのはどうでしょうか。私自身はなかなか難しく感じていますが、何よりも知ることから始めることは非常に重要だと思います。


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