2021年9月27日月曜日

英単語「怒り」の種類をゲームで解説

event_note9月 27, 2021 editBy Fluffy Knowledge forumNo comments

「怒り」の英単語が多すぎる


今回は英語の記事です。

英語と言っても、あまり固くない内容で、至って個人的に好きなだけの、「ニュアンスが違う」単語です。日本語に訳すと同じ意味なのに、英語ではニュアンスがそれぞれ違っているもので、知っているとその英単語が使われたときに、どんなものなのかイメージしやすくて楽しいです。


今回は、実際に使われているところなどをゲームなどの要素から引っ張ってきて、楽しい感じを共有できたらいいなと思っています。
(登場するゲーム : Path of Exile, Diablo3, Talesシリーズ)

英語で「怒り」を意味する単語


今回は「怒り」に関する英単語を取り上げてみます。怒りというと、義務教育の学校などでは[Anger]と習います。その他については先生によっては教えてくれるかもしれませが、高校くらいまではおそらく習わないでしょう。全部ではないかもしれませんが、ここでは以下を取り上げてみます。

Anger 怒り
Rage 激怒
Indignation 義憤
Fury 憤激(狂気)
Wrath 怒り(文語)
Ire 怒り(詩など)
Resentment 憤り


Anger


皆が知っている一般的な怒りの事です。怒っている状態全般に、広く一般的に使われる単語のようなので、学校ではまずこの単語を習うのでしょう。他に特に説明の必要がないほど、普通の「怒り」です。学校の教科書以外でも、日常会話で怒っている状態はAngerで伝わります。よほど怒りを強調する必要がない限りはこの単語で大丈夫でしょう。

この単語については、ゲームの紹介はなしです。ちょっと思いつきませんでした。たぶんAngerをゲームで使用すると、恐らくちょっとダサい感じになってしまうのだと思います。物語の様なゲームでは表現の中で登場すると思います。

Rage


ブチ切れて「激おこ」な状態のことです。怖いです。日本語的には激怒と言っていいでしょう。Angerよりも、より強い怒り状態のニュアンスで使われます。



上記画像はPath of Exileというゲームの[Rage Vortex]というスキルの説明ですが、アクションゲームの中には、度々「怒り」の意味でRageという単語が登場します。
敵に攻撃され「怒っている」状態は、Angerでは物足りず、Rageという激怒という強い言葉で表現されがちなのだと思われます。Vortexは渦巻きの意味なので、Rage Vortexは「怒りの渦巻き」といった意味になります。怒りと言っても激怒です。

Indignation


インディグネイション!


インディグネイションと言えばテイルズシリーズでおなじみです。最終的に秘奥義的な感じで習得することができる、超強力な技で有名です。個人的にはヴェスペリアのリタが一番好きなのでこの画像です。立体魔法陣カッコ良いです。

さて、単語の意味としては、怒りは怒りでも、良い意味での怒りのニュアンスが強い感じです。日本語にすると、義憤となりますが、勧善懲悪の怒り、悪を許さない!といったイメージでしょうか。上記魔法のセリフ内に「神の雷」と出てくることから、インディグネイションの魔法には「神の怒り」といったニュアンスが含まれていると思われます。日本だと天罰に近いイメージでしょう。

Fury


FuryはRageに近いニュアンスですが、より制御不能に陥った、狂気じみた怒りのニュアンスで使われます。日本語に無理やりすると憤激となるようです。個人的には、なんか「速い」イメージがあります。怒って素早く暴れている感じでしょうか。特に単語にそういう意味があるわけではなく、個人的な感覚です。


Furyといえば、Diablo3のBarbarian(バーバリアン)のリソースとしてよく知られているのではないでしょうか。ダメージを受けたり、敵に攻撃を当てることで溜まっていき、強力な技を繰り出すエネルギーになります。怒ってないと強くない馬場。

Wrath


ちょっと読みにくいですが、カタカナで無理やり書くとラスに近い発音になります。
少し格式ばった言葉で、文章などで怒りを表現するときに使用されるイメージですが、ゲームなどでは度々登場する単語でもあります。RageやIndignationと同じくらい怒っている状態です。


しつこくDiablo3ネタで申し訳ありませんが、Crusader(クルセイダー)のリソースとして登場します。ニュアンスとしてはIndignationのような懲罰的な意味合いが含まれていることもあり、そういう意味でクルセイダーはWrathにしたのかもしれません。

ちなみに少し話がそれますが、Crusaderとは十字架を付けた集団というのが直接的な意味ですが、転じて十字軍のことを指すこともあります。日本のゲームなどにもよく登場しますが、歴史的にちょっと問題があるはずなのに、ゲームなどでは一般的に受け入れられているのが実はちょっと不思議です。

Ire


これ読みにくいですよね。日本人だとどうしてもイレとかイアと読んでしまいたくなりますが、英語の発音的にはどちらかというとアヤに近い音になります。

意味としては、怒り状態が言葉や表情といった表面に現れた「怒り」の状態を指すことが多く、古い文献や聖なる文書などで使われているイメージの単語です。


またPath of Exileからですが、カメハメ波の様な溜め打ちする攻撃として人気のスキルの一つです。Divineは神聖とか神の意味なので、このスキルはいわゆる「神の怒り」という訳ですね。自由度が高すぎて、ネクロマンサーでも神の怒りを放ててしまうという状態のゲームですが、深く考えたら負けな奴です。

もう怒ったぞ、のようなニュアンスでは使われないイメージの単語なので、注意しましょう。

Resentment


恨みつらみが怒りに昇華すると、Resentmentになります。鬱憤が溜まって怒っているニュアンスの単語です。残念ながらこの単語が登場するゲームなどに思い当たるものがなかったのでここでは単語の紹介だけとなります。
一説によると、不公平な扱いを受けて怒る場合などにも使える単語のようです。私は残念ながらこの単語を自分から発したことはありません。

まとめ


真面目そうな英語の記事と見せかけて、ゲームの画像が沢山張られた不思議なコンテンツを生み出してしまいました。

ですが、自論ではありますが、色々なものを学ぶ上で、その源が何であるかは関係ないと思っています。例えゲームであっても、スポーツであっても、学べるものは色々とあって、要はそれを受け止める人次第という訳です。

海外の英語のゲームをプレイしながら、純粋に遊興として遊ぶのもよいですし、その中から英単語を学ぶのも良いでしょう。オンラインゲームで海外の人とチャットをすることだって、大いなる学びの場です。もちろん、何かの試験に合格しようとする勉強ではありません。自分の人生を豊かにするための学びです。

個人的には、日々の生活の中で出会った英単語などの意味を調べた時に、知っている単語と同じ意味だったら、その違いを調べる瞬間が溜まらなく好きです。どういうニュアンスで使い分けているのだろうと、ワクワクするのです。

今回は、「怒り」を例に挙げて紹介してみました。個人的にはFuryが好きかな。勝手なイメージですが、怒り方が速くて美しい「千早ぶる」イメージなんです。Rageは「荒ぶる」イメージかな。個人の妄想です。


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