2021年7月26日月曜日

Netherlandsがオランダの正式な国名と知らない日本人

event_note7月 26, 2021 editBy Fluffy Knowledge forumNo comments

Netherlandsという国

私は知らなくてショックを受けました。

少なくとも学校では習いませんでしたし、テレビなどのメディアからもこの名前を聴くことはできません。


時々海外のE-Sportsの実況などを趣味程度に観ることがあります。
そんな時に、ふと目に入った国名で、アレッ知らない国がある。どこのことだろう。と調べました。


Netherlandsはオランダ


Netherlandsとは、オランダのことです。
日本では、オランダの英語名はDutchと習う気がします。
私もそう思っていました。

少なくともNetherlandsと習った記憶はありません。ただ、Dutchは「オランダの」という意味なので、記憶が抜けているだけなのかもしれません。



不思議に思いました。

特別ヨーロッパの情勢などに興味があったりするわけではないのですが、オランダという国を認識していないわけではなく、名前を勘違いして記憶していることに対して、不思議な感じがしたのです。なぜだろうと。

そして調べてまた驚くことになりました。

Dutchは軽蔑的な呼称


オランダの元となっているHollanderは、スペインに支配されていた時の州の名前から、Dutchはドイツ支配に関連して呼ばれるようになった、いずれもオランダ国の事を軽蔑的に呼称する際に使われていたとのことです。

そんなつもりはなかったし、そもそも日本ではそう習うのに、と思ってとても残念に思いました。知らないことは怖いことです。本当に。

そして、同国はそういった呼称を廃止し、外務省は正式な国名(Netherlands)に変更するように働きかけているとのことです。

少し話は逸れますが、第二次世界大戦時のABCD包囲網という経済的な日本への圧力構成があります。その中のDに該当するのは、このDutch(オランダ)です。今風にするとABCN包囲網ということになりますね。詳しい内容は以下記事で取り扱ってますので、興味があれば見てみてください。


オランダ(日本語)は特別に変更対象から除外


ただ、同国は「オランダ」という日本語に定着しているものは、変更に及ばないとして、特別に使用を認めています。これは、日本とオランダの長きにわたる交流の歴史も鑑みられてのこととされているようです。確かに江戸時代にも、特別にヨーロッパで貿易を行っていた唯一の国でもあります。

そのため、日本国内でオランダの表記を変更したりせず、呼称としてオランダとしても問題ないことになります。とりあえず一安心ではあります。日本人がNetherlandsを知らず、オランダと呼び続けているのは、このNetherlandsの配慮があってのことです。

ですが、これは意外と困ったことで、ヨーロッパのニュースやスポーツなど国際的な文書や画像にでてくる国名はNetherlandsなのです。国際的なニュースなどを英語で視聴したり、表示されるテロップにはオランダもDutchもなく、必ずNetherlandsなのです。

日本人は、海外ではオランダのことをNetherlandsと読んでいることを正しく認識しておく必要があるでしょう。

まとめ - 国際社会とカタカナ英語の不快感 -


どうせなら、日本も変更してほしかったと思うのです。

何というか、いい意味で特別扱いされているので、悪い気持ちがするのではなく、国際的に取り残されている気がするのです。

時々思うのです。日本語の不便さというか、カタカナ表記のもどかしさというか。なんであえて本来の名前から変えてしまうのか、と。

そのため、日本人は発音が正しくない覚え方をし、場合によっては失礼になるかもしれないと思うのです。せめて国名くらい、国際的な英語で統一したらいいのにと思ってしまうほどです。

テレビが最近Youtubeにニュースを切り出して公開してたりし、そういうのを視聴することがありますが、アナウンサーのカタカナ英語を聴くと、本当に虫唾が走ります。正しい発音を心がけようとする気が微塵もない、それがメディアなのかと。

発音を正しくしようとすると、恥ずかしい、というような風潮は本当に悪しき習慣だと、それは自身が恥ずかしいのではなく、時に相手を不快にさせることがあることだと、認識するべきだと思う日々です。

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