2021年7月25日日曜日

仏壇の知識 - ゾゾゾ・心霊系動画から

event_note7月 25, 2021 editBy Fluffy Knowledge forumNo comments

雑学はどこからでも

世の中知らないことだらけです。
ふとしたきっかけで、「あっそうなんだ」というちょっとした雑学が得られることがあります。そんな時はとても得した気分になります。

今回は大したことない雑学ですが、それを知った経緯が自分の中で印象的だったこともあって、紹介というか記録というかここに書いておこうかなと思います。

暑いときは心霊モノか


執筆時点は2021年の夏です。
毎日が暑いです。

そんな私ですが、今年は不運なことに部屋のエアコンが故障してしまいました。修理するまでの間、兎に角暑いので、扇風機だけではなく涼しくなるもの…と考えた末に、普段は興味もなくて見ることもない心霊動画とか見てみるか、と思ったわけです。

いくつか見た中で、特に面白かったのが以下動画。
「ゾゾゾ」チャンネルの裏番組的なチャンネルらしいです。「ゾゾゾ」チャンネルさんの動画をいくつか見ていて、気付いたら視聴していました。
テンポも良くて、鬱陶しい演出もなく、うるさくもない。快適に視聴できるいいコンテンツだと思います。


動画の概要


見てられない人のためにざっくりどういう動画かというと、大まか以下のような流れのドキュメンタリーというかサスペンス仕立てとなっています。

  1. 視聴者から心霊スポットの情報を得る
  2. 心霊スポットに落ちている写真を探しに行く
  3. 写真発見 (写真の裏に住所と名前が書かれている)
  4. 後日、住所の場所に行って家を見る
  5. 家の所有者を役所で調べる
  6. さらに後日、家の所有者宅へ赴き、その家の情報とカギを入手
  7. 家に入って色々調べる
実に50分近くある、長い動画です。
ですが、前述のようにとてもテンポの良い編集となっていて、余分なところがなく、ちゃんと怖い感じに仕上がっていて、それでいてどうなるんだろうという興味、ワクワクが演出されていて、とても面白い動画です。

最終的にも謎が残ったままという、独特の後味もまた良い感じです。

二次コンテンツから「脇侍」について


さて、この動画については、視聴した様々な人が検証という名目などで、様々な二次コンテンツがあって、それもまた見ていて面白いわけですが、そんなものも暇つぶしに見ていて得られた雑学に「脇侍」というものがあります。

脇侍とは


脇侍(きょうじ・わきじ)は、仏教彫刻(仏像)や仏教絵画において、中尊(中央に位置し、信仰の中心となるほとけ)の左右に控える菩薩や明王、天などをいう。脇士・夾侍(きょうじ)、脇立(わきだち)ともいう。中尊の教化を補佐する役割をもつとされる。

脇侍 (Wikipedia)

上記動画の7.「家に入って色々調べる」の部分で出てくる、2階の納戸的な部屋隅に置かれている、仏壇の映像中に登場します。私自身は、気持ち悪い仏壇だなぁというくらいしか思っていませんでした。

ですが、この仏壇の映像、分かる人はもっと気持ち悪くなれたらしいのです。

通常脇侍というのは2体1対の形で仏壇の左右に侍っているらしいのですが、動画の仏壇ではそれが片方しかありません。


向かって左側が、すっぽり抜けたようになっています。
「ゾゾゾ」のスタッフの方達はこの件について触れられておりませんでしたが、これが動画の演出なのか、本当にこういう状態になっていたのかまでは分かりません。

ただ、仏壇の中には3つの像があって、それは「宗派によって変わることがあるけど、脇侍が一体だけの状態というのは異常と思われる」という見解は、仏壇について知らなければ出せません。宗教に興味があって色々勉強していても、仏壇仏具などの常識はまた別のものでした。


まとめ


漫画だってアニメだって映画だって、何からでも得られる知識はある、と分かっているつもりでいましたが、まさか心霊動画から得られる知識があるとは思ってもみませんでした。厳密にいうと心霊動画の考察サイトという2次コンテンツからですが。

要は視聴者、受け取り側の気持ち次第で、「いつ、どんなところからでも知識を得ることができるもの」だと改めて思った瞬間でした。

この動画からは、その他にも様々得られたことがあり、高評価不可避でした。

こういった良質なコンテンツを無料で楽しめる時代に生まれてきたことが、本当に幸せです。「ゾゾゾ」製作者の方々、そして二次コンテンツとして検証をしてくれている有識者の方々、本当にありがとうございました。


知識について


こういった「宗教」の事柄ではあるけれども、その中でも一つの物品についての知識は、普段の生活の上では中々触れ合うことも少なく、知識を得ることが難しいですね。

でも、それよりも重要なのは、やっぱり「疑問」を持って、それに対して「興味」を持つことが大事なのだろうと思います。

例えばイスラム教では「豚」を食べてはいけないこととされます。これについても「あぁそうなんだ」と思うことは簡単です。ですが、これを教えた「ムハンマド」は何故それを教えたのかということまで考えることで見えてくることもあります。もちろん本人ではないので、正解かどうかは分かりませんが、真意を知らずにただ従うことは、個人的には「妄信」の類と考えます。
一応「豚」について、私の中の解釈としては「牛等草食動物とは違い、雑食の豚の飼料は、人間の食料を減少させる」ということで納得しています。イスラム教の発祥は中東で、砂漠気候のような乾燥地域であり、常に食料が不足するような地域です。少しでも食料の安定性を目指すため、ムハンマドは効率の良い家畜を育てる方針を人々に説いた、と考えているわけです。非常に合理的です。(正解かどうかは分かりませんのでご注意ください)

このように、一つの知識からさらに新しい知識を得られることもあり、思いもよらないところから知らなかったことを知ることもあります。でも、やっぱり何事にも「疑問」を持つことがなければ「知識」には繋がらないのかなと思ったわけです。


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