学校で「いたずら」はmischiefと習うが…
Youtubeなどの動画などで、「ドッキリ企画」のようなものを見かけます。そういった動画のタイトルなどでは、英語で「prank」と表現されているものが殆どのはずです。
mischiefもprankも「いたずら」を意味する英単語です。
学校教育などで、いたずらといえば「mischief」と覚えさせられましたが、実際に耳にすることが多いのは「prank」の方で、この違いは何なのか気になりますよね。
今回はそんな英単語のニュアンスについての記事になっています。
mischiefは「子供の」いたずら
学校で習う「いたずら」の英単語「mischief」は、子供などが行う「いたずら」や子供っぽいいたずらのニュアンスで使われます。
Youtubeなどのドッキリ企画は、子供っぽいいたずらというよりも、大人を陥れるような巧妙なもののため、この「mischief」というのは使われないのでしょう。
親が躾けで叱る類のいたずらとイメージしておけばよいでしょう。
prankは「ドッキリ」で良い
日本語でもドッキリというと、それのみで意味が通じる程の「驚かせる企画や行為」の事を指す言葉として定着しています。
「prank」という英単語は、まさにその「ドッキリ」というニュアンスで使われることが多い「いたずら」の意味合いの単語です。
そのため、Youtubeなどのタイトルやサムネイルなどで頻繁に目にすることがあるでしょう。
学校教育でニュアンスについて教えるべきでは
日本の学校教育では、単純に英単語を暗記して試験する様な教育方法がよく採られているような気がします。私も学生時代に英単語帳などを利用して通学の電車などで必死に覚えたものです。
しかし、このやり方だと英単語についての機械的な記憶だけが形成されて、実用的なニュアンスが定着せず、間違った使い方などで相手に失礼を与えたりといった弊害も危惧されます。
大人になって様々な英語と触れ合っていく中で、今回の例のような同じ意味の違う単語に本当によく出会います。その違いについて、違う言語圏の私は非常に強い好奇心を抱かずにはいられません。
学校教育の中で「同じ意味の複数の単語」について紹介したり、そのニュアンスを教えるといったことは、幼少から青年期時代の知的好奇心も沸き立たせることにもなり、英語圏の文化を学ぶことにもとても役立つと思うのです。
アングロサクソン文化の「英語」が世界を席巻する凄さ
世界標準語として日本人も必死に勉強する「英語」ですが、これがヨーロッパの一部地域に住むアングロサクソン人が使っていた言葉が基になっていて、彼らが世界を制覇していって広大な支配領域を持つことになったために、結果的に英語が使われる地域が多くなり、世界標準語とまで言われるほどに使用者が増えたことはあまり知られていない気がします。
もし、日本人が同じように世界に広く統治する地域を持っていたら、日本語が世界的に使用されるようになっていたのでしょうか。
同じように世界に広大な領地を広げたモンゴルの言葉や文化は根付かず、アングロサクソンの英語は広く浸透したその違いは何なのでしょうか。
世界の歴史には不思議なことが多すぎて、興味が尽きません。
まとめ - IT化された社会は本当に恵まれている -
世界中の情報がインターネットを通じて手軽に入手することができる今の時代は、本当に恵まれていると思います。
産まれた時からこの環境の若い世代の人たちには当たり前のことなのかもしれませんが、私が学生の頃にこの環境がもっと一般的であったなら、もっと多くのことを学びとり、社会に出た時にもっと役立つ知識を身に着けておくことができただろうと思います。
そう考えると、今の若い世代の人たちは、「恵まれていることが当たり前」の社会で育つわけで、自分たちの同時期に比べて非常に優れた多くの知識を得た状態にあると考えられます。
ネットの人たちが賢いと言われる所以もこのあたりにあるのでしょうか。賢く知識が豊富な人たちが増えることによって、私たち人間社会がよりよい世界になっていくことを願っています。
prank動画は本当に面白いので、もっとください><
コメントを投稿